自己破産に陥る前に

自己破産と聞くとクレジットカードを連想する人が多いと思います。
残高不足でカードの引き落としが出来なく、それを用立てるためにキャッシングをする。
キャッシングを返済するために更に別の金融機関から借り入れを繰り返していくうちに返済額が雪だるま式に膨れ上がり、やがて借入限度枠に達してしまうと今度は闇金融に手を出してしまう。
どんどんと借金地獄のスパイラルにはまってしまうことになります。

住宅ローンに関しても例外ではありません。
月々の返済が収入からは難しいために貯金を取り崩す、或いは一時的にキャッシングなどで借りて住宅ローン支払いにあてる。
しかしそういうことはほんの数ヶ月程度、目先の返済にしか過ぎません。
借金額が増えていく一方で気がつけば貯金は底を突き、どこからも借りられなくなって自己破産を考えるケースは珍しいことではありません。
あくまでも自己破産は最終手段であり、債務整理の方法としては任意整理・民事再生・特定調停があります。
自己破産をしてしまうと金銭的に楽になることは確かです。
免責を受けることで債権者からの取立てから開放されますので精神的にも安定してきます。

しかし同じ自己破産でもタイミング次第では今後のゆとりについても随分と変わってきてしまいます。
現在返済中の不動産がある場合は自己破産だと差し押さえ物件としての扱いとなり、価値も下がってしまいますので残債務が消えるどころか逆に多くなる可能性があります。
更に自己破産手続きに掛かる費用が発生します。
一方任意売却にて不動産を売却すると自己破産よりも高価にて売却が可能となるケースが多く、その分残債務額が減るばかりか持ち出し分がありません。
その後自己破産になったとしても不動産などの財産となるものが既にありませんので失う物が最小限で済みます。
このようなことから自己破産は最終的に残された債務整理だと考えるほうが得策でしょう。

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writer: 明誠商事株式会社